今回で10回目となりました
文字のデザイン=書体好きとしては、このお店でしか見ることができない唯一無二の看板の文字、ロゴ、マークデザインに惹かれます。
私も含めグラフィックデザインに関わる全ての制作者はお店の看板は丁寧に見ていることでしょう。「街のタイポグラフィデザイン」と題して個人的に琴線に引っかかった看板タイポグラフィを紹介します。
タイポグラフィ(英: typography)は、活字(あるいは一定の文字の形状を複製し反復使用して印刷するための媒体)を用い、それを適切に配列することで、印刷物における文字の体裁を整える技芸である。
ーーーウイキペディアより
メンズショップタマル
「メンズショップタマル」は紳士洋服店です。
初見では『タコル』『タユル』と読んでしまうかもしれません。しかし「タマル」と読めるようにデザインされています。
英語表記の『MENS SHOP』もヘルベチカやフーツラなどゴシック系フォントで見ることが多いのですが、オリジナルにすることで制作者のいい文字をつくろうが伝わります。特に「O」がかっこいいです。
お店の前にあるワゴンにはより読みやすい「タマル」の表記があり、こちらは上の看板と比べると少し細めです。
柱に貼られている「バーゲンセール」のポップもいいです。さらに店内では「着る楽しみとの出逢いの店」のキャッチフレーズが渋いです。
勝手にトレース
文字部分をざっくりトレースしてわかったことは3文字全て青色の補助線ルールで制作されています。『タマル』の「マ」については修正依頼があってもおかしくありませんが、この「マ」をOKをした店主さんの判断がかっこいいです。
Barbar中村:街のタイポグラフィデザイン
喫茶まりも:街のタイポグラフィデザイン
ばら食品:街のタイポグラフィデザイン
喫茶コトブキ:街のタイポグラフィデザイン
MEN'S SHOP アカマツ:街のタイポグラフィデザイン
ピッコロ:街のタイポグラフィデザイン
冨士クリーニング:街のタイポグラフィデザイン
ミヤコ:街のタイポグラフィデザイン
アルファ:街のタイポグラフィデザイン
文字のデザイン=書体好きなことから始めています。個人的にかっこいいお店の看板を紹介しています。
選ぶ基準は標準フォントを使用していないことです。もっと気づかれていない看板はまだまだあるはずなのでこれからも探して発表していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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