毎年冬の季節に開催している南京町広場を中心に中国風の提灯で南京町全体が華やかに彩られる「南京町ランターンフェア」。今回は日本3大中華街として結びつきが強い長崎より、 特別に長崎ランタンフェスティバルのオブジェ(神戸初登場)をお借りし、南京町を煌びやかに彩ります。こちらのイベント告知ポスターを制作させていただきました。
南京町ランターンフェア開催のきっかけは、震災後の鎮魂イベントであるKOBEルミナリエが開催された時に多くの人が神戸に来ていることを受けて、同様に震災復興を目指している南京町でも鎮魂イベントをして多くの人に来ていただくようにしたことが始まりといわれています。
夜景のイルミネーションを撮影する
制作にあたりメインにする素材については、過去に南京町フォトコンテスト最優秀の写真が夜にライトアップされた南京町広場の中央の屋根の赤い建造物=東屋(あずまや)でした。実行委員会よりこの写真を使用したい要望があり、著作権がクリアすれば使用できることになっていました。
著作権がクリアしない場合のことも考えて、素材集めに新調したカメラを持って夜景撮影の練習を兼ねて撮ることにしました。
Sony α7III(ILCE-7M3) + TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD F2.8 1/160
撮ってみた感想は、「むつかしい」のひと言でした。
上記写真はプロカメラマンが見ればいろんな所に目に付くと思いますが、何が難しいかと言えば建物なのに平行に撮れてなくて外側になるほど歪んでいました。人物や小物の場合と違い、建物は地面に対して垂直・平行に建っています。撮影時は南京町広場を歩き回って、より良い画角とピント合わせに集中しすぎていました。今後も上達するために場数を増やして撮影していきます。
写真をイラストのように
制作については、南京町フォトコンテスト最優秀の写真が使用許可が取れたのですが、元画像がないということで印刷用データとしては解像度の問題で使用しづらいため背景ごと水彩パステルのように加工し荒くなっても目立ちにくい表現をすることにしました。また、自分が撮影した画像を使って書体とレイアウトを同じにならないようにしたデザインも提案しました。
元画像(左)を水彩パステル加工した画像(右)です。
3案を提出しました。
結果はこちら
神戸市営地下鉄で告知しました。
オープニングセレモニー(点灯式)
イベント初日のオープニングセレモニー(点灯式)に参列しました。この機会にさっそく夜間撮影に再挑戦しました。
Sony α7III(ILCE-7M3) + TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD F4.5 1/25
F値やシャッタースピードを調整して撮影をしましたが、獅子舞を追いかけるだけで精一杯でした。引き続き撮影をしていこうと思いました。
2021年は看板とバルーンのデザイン
2020年には他社様が制作していた看板を制作することになりました。
合わせて鳳凰のランターン(このページの一番上にある写真)を長崎県から借りることはできないため、ランターンフェア以外でも使えるように南京町のバルーンを制作しました。
南京町のバルーンについては、南京町広場にいる人形(男の子-財財/ざいざい・女の子-来来/らいらい)のイラストを描いて立体造形にしていただきました。
制作にあたり細かいところは、造形が風船であるため左右対称になるはずだった目と眉を非対称になるようにして違和感がなくなるようにしました。
以前より南京町ランターンフェアの告知は看板を見て知っていたので今回当社で制作ができたことが本当に嬉しかったです。
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