毎年冬の季節に開催している南京町広場を中心に中国風の提灯で南京町全体が華やかに彩られる「南京町ランターンフェア」。過去には長崎県より、 特別に長崎ランタンフェスティバルのオブジェをお借りしていましたが、借りられない場合やランターンフェア以外でも使えるように南京町広場専用のバルーンを制作させていただきました。
南京町広場の財財と来来
南京町広場にいる人形(男の子-財財/ざいざい・女の子-来来/らいらい)のバルーンを製作するという事でベースとなる正面の他に左向き、右向き、後ろ姿のイラストを描きます。
イラストにする
使う事はなく回り道の作業になりますが、最初は普通にトレースをしてどのくらいの怖さが出るかを確かめました。
これはこれで愛嬌がたっぷりですが、やはりバルーンでの巨大化すると、ただ大きくなっただけで怖いとか言われそうです。
イラストを修正する
可愛い感じに描き直しました。
アニメ絵にならないようにしました。いつも南京町広場にいる財財と来来とは違いアッサリした可愛い顔になったと思います。
完成しました
制作にあたり絶対に譲れないところは、造形会社は風船であるため左右対称で作りたかった目と眉を、今回は非対称になるようにして違和感がなくなるようにしました。
バルーン立体にするとどうやっても鼻が自然にふくまらす事が出来ずに後付けになることが気にいらずに何度もやり直しの要望をだしていましたが、技術的に無理を言っていたのがこちらでした。制作会社に無理強いをさせていたことは申し訳なかったと思います。
毎年11月下旬頃から冬の季節になると、南京町広場の あずまや(黄色い屋根と赤い柱の所)の中に設置されるのでイルミネーションとともに見ることができます。
立体造形は正面の他に右・左・背後も必要で、表情の確認も思っていたのと違ったりした時の修正指示も難しかったですが、今回の財財と来来は、可愛く制作していただきありがとうございました。
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