三宮一貫樓は創業60余年の中華料理店です。豚饅やシュウマイ、餃子の通販もしており、豚饅は1日に5,000個売上げる日もあり、毎日豚饅を購入するお客様が並んでいます。
JR神戸線元町駅より南へ3分にある「三宮一貫樓 本店」のメニュー看板を制作させていただきました。
今までの食品サンプルを並べているショーケースを変更したい
豚饅や餃子をお持ち帰りのお客様が並ぶ本店右側の入口より暖簾をくぐり2階に上がるとラーメンや炒飯や酢豚、唐揚げ、餃子、豚饅、ビールなどをテーブル席で食べることができるレストランになっています。お昼ご飯で利用している会社員には、なじみの中華食堂になっています。
2階レストランでは券売機で食券を購入しスタッフに渡した後、料理を取りに行く流れになっておりフードコートのようなシステムになっています。
マネージャーから「一人目のお客様が券売機でメニュー操作をしている間に、次のお客様が待っている時にどんなセットメニューがあるかを見てもらうために階段横にポスターサイズのメニューリストを作ってほしい」という依頼をいただきました。
打ち合わせをしていくうちに「1階入口横にあるショーケース内には麻婆丼やチャーハンセット、ニラソバなどの食品サンプルを置いていますがあまり見られていないため、こちらもなんとかしたい」ということも相談された結果、食品サンプルを撤廃してショーケース窓枠いっぱいのサイズに1枚もののメニューポスターを作ろうという追加依頼をいただきました。
改めて現状を確認するためにショーケースから離れてお店を見てみると、食品サンプルごとにメッセージボードを貼ったり艷やかな小物類を置いていますが、スポットライトで照らしていてもショーケースには誰の眼に止まっておらず素通りされていました。
制作にあたり
制作にあたり、料理写真についてはプロカメラマンに依頼しました。
写真は全て切り抜きで使用することをきめていたので、切り抜きしやすいように背景を透明ボードを敷いてもらっての撮影です。
麺類から撮影がはじまり、飯〜豚饅〜餃子〜一品料理〜飲み物までセットメニューも含めると120品となりました。
食券機用とテーブルメニューリスト用では全ての画像データを使用するのですが、ポスター用とショーケース用では掲載サイズの都合で全メニューを掲載できないため、お客様に食べて頂きたいメニューの選択に時間をかけました。
★2023年2月当時の価格です
メニュー選択の際には
1番の売れているメニューではなく2番手とお店イチオシを選んでいただき、このメニューを目立たせる見せ方にしました。
上の点心の画像では、売上では「餃子」が1番手ですがお店では「エビしゅうまい」を推しているメニューなので別枠で眼を引くようにしています。
価格表記について
値上がり時にその都度、価格表記部分の上にテープで修正するのは不細工になるのはわかっているため最初の制作時からメニュー名のみで価格表記をしたくないのはわかっていました。しかし、各メニューに価格表記がないことでお客様が高い金額と判断されてお店を素通りされるよりも、お客様が立ち止まって料理写真と値段を見てからお店に入るかどうかの選択をしていただく方が重要だと考えて価格表記を記載することにさせていただきました。
完成しました
1階ショーケースはスポットライトも新品に交換されていたこともあわせて目立っていました。また、足を止めてメニューを選んでいる方もいました。この立ち止まって見てもらえる事が重要でしたので効果があったと思いました。
メニューポスターはショーケースのレイアウトよりさらにメニューを厳選して制作し直しました。
★2023年2月当時の価格です
2階レストランでは各席に全てのメニューが壁に貼られており、席に座ったままで追加注文もできるようになりました。
少しでも売上に貢献できればと思っております。
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他にも三宮一貫樓本店の告知デザインをさせていただきました。
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