三宮一貫樓は創業60余年の中華料理店です。豚まんやシュウマイ、餃子の通販もしており豚まんは1日に5,000個売上げる日もあるそうです。
JR神戸線元町駅より南へ3分にある「三宮一貫樓 本店」のぎょうざ告知看板を制作させていただきました。
餃子をもっと売れるようにしたい
現状、お店のロゴが入っている部分に餃子をアピールする看板に差し替えたいという依頼です。
毎日お店に立っている専務より、『お店の餃子は作り置きをしていないため、毎日、店頭から店内、通販ページまで注文が入ってから包み始めるので常に安心・新鮮な餃子をお客様にお届けしています。』また、『豚まんの知名度と売上は“KOBE 豚饅サミット”のイベントのおかげで好評なので、さらに餃子も丁寧に提供をしているということを伝えたい。』とのこと。
今回の看板は大きさの異なる3カ所の設置場所でしたので、3つとも違うデザインの看板を作りたかったのですが、お店の設置サイズを見て2種類のデザインを考えることにしました。
デザインの初案ができました
*画像はハメコミ合成でラフ案を提出しました。
デザイン案は、打ち合わせの際に専務が言っていた「三宮一貫樓の餃子は、ひとつづつ魂を込めて包んでいて野球でいうところの“一球入魂”のように言うなら“一包入魂”でしょうか」からこの“一包入魂”を使った案とお店が1954年創業なので長年続いているので“伝統の味”“人気のぎょうざ”など遠くから読まれてわかりやすいフレーズにしました。
タペストリー型のデザイン案は生餃子を背景に“焼いても茹でても揚げても美味しい三宮一貫樓の生ぎょうざ”と通りながらでも読んでもらえるように文章主体の提案をしました。
“一包入魂”や“伝統のぎょうざ”など一番伝えたいフレーズについては、どうしてもお店の方々に決めてほしかたっため、専務に無理を言って“売り”になる短い言葉のキャッチフレーズを考えてほしいことをお願いしました。
餃子の写真については、焼餃子と焼く前の生餃子をそれぞれ撮影をすることになりました。
餃子を撮影する
焼餃子については、様々な餃子の広告でよく見ますが、お店の方に餃子1個を箸でつまんで“たれ”につけているところを手伝っていただき撮影をしました。
生餃子については、黒ボードいっぱいに1個づつの間を詰めずに並べて大きい鉄板で焼き始めているように撮影をしました。時間が経つと中の餡から水分がでてきてしまうため、生餃子が乾いているうちに撮らないといけなかったため、餃子の紙型を作って約30分かけて配置決めをし、実際に生餃子を設置してからの撮影時間は約3分で終えました。
自分で撮影を請けることについて
本来であればカメラマンさんに依頼をして撮ってもらわなければいけなかったのが、今回であれば焼餃子と生餃子のこういう写真を撮ると決めているため、カメラマンさんに依頼をしないで自分でカメラを持って、撮影時の画角から明るさ、背景のボケ感も自分で決めて、思っている写真が撮れれば終えることができるのでストレスなく制作できました。
完成しました
専務に無理を言ってお願いしたキャッチフレーズは“一包入魂餃子”。文字数が増えたことにより写真領域が少なくなることが心配でしたが違和感無く仕上がったと思います。
タペストリー型の方は文章部分もラフ案から変更無し!ということで色や空き調整のみで校了となりました。
入稿データより設置当日のお店で初めて原寸サイズを見ることになったため、画像の解像度が足らずに眠くなっていないかと心配をしましたが、しっかりと印刷ができていて安心しました。
デザイン案から撮影、入稿データ作成、看板の設置手配までさせていただきました。少しでも売上に貢献できていればーーと思っています。
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