神戸女子学生会館は六甲アイランドに建つマンション型の女性専用学生寮です。こちらのロゴリニューアルを制作させていただきました。
制作についての考え方
変更前は神戸女子学生会館が大きく扱われ、その下にDECO HOUSEと文字が入っていました。
旧ロゴタイプ
DECO HOUSEの由来は、建物の形が凸型（上から見るとデコの型）のため公募で「DECO HOUSE」と名前が決まりました。会館が建って数年経ちましたが改めて「DECO HOUSE」の呼び名をもっと広めたいとのこと。
そこでロゴが新しくなったことをわかりやすくするために「神戸女子学生会館」と「DECO HOUSE」のサイズ比を入れ替えることに決まりました。
小さく扱う「神戸女子学生会館」から
「神戸女子学生会館」は書体のじゅん101を使用していました。
今回は感覚的ですが女子学生らしいイメージとしてオープンタイプのうつくし明朝体を使用し、一文字づつ線を書き直しました。
ちょっとしたところですが、“とめ”と“はね”の細かい所を調整して完成しました。
ベースのうつくし明朝からとめはねを削除したり丸くするところから始めました
大きく扱う「DECO HOUSE」
ベースになる書体選びはロゴになる可能性のある書体を多数リストアップ。ここから自分の直感で絞ります。DECO HOUSE を Deco House にすることも考えます。
同じ書体でも小文字になると印象が変わるものです
長く使ってもらう事を想定して
DECO HOUSE については比較用としてゴシック系書体も加えてホームページに配置したイメージを数パターンを提案しました。
DECO HOUSE を Deco House に採用する案も良かったのですが上部に配置される「神戸女子学生会館」の文字の空き部分のスキマが目立つためDECO HOUSE に決まりました。
また、DECOとHOUSEの文字間も半角を空けずに文字の太さで言葉の意味がわかるようにしました。
ベースの書体からセリフ部分を丸くするところから始めました
上部に配置する「神戸女子学生会館」に合わせてシャープに尖っているところを丸くし、太さなど微調整して完成しました。
今回の神戸女子学生会館ロゴは館長だけではなくスタッフの皆さんの意見も取り入れてロゴリニューアルをしました。ここで働くスタッフ皆様の思い入れもできたと思います。
また、サイトデザインも担当させていただきました。
神戸女子学生会館公式サイトはこちらです。
ロゴデザインの案件はパソコンに入っている書体で文字入力をすれば完成です。・・・そんなのでいいわけありません。大手企業では書体の入力したままがロゴタイプになっていますがほんとの例外であると思っています。
ちょっとしたところのこだわりと違いの部分を入れる事ができるかで価値と品質をあがると思って制作をしております。
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