イベントのプランニングや映像プロモーションの台本進行からステージ設営までプロデュースをしている株式会社ポルトラック様のロゴデザインをさせていただきました。
Portluckは造語です
ヒトとアイデアが集まる会社=「港」を作り上げ、集まったヒトとアイデアを繋ぎ、新しいイベントやプロモーションへと発展させることができる「イベントプランニング・コンサルタント会社」を目指します!
補足すると、なぜ「港=port」かというと会社が「港町」神戸にあるからです。引き受けた仕事の企画力や演出力を「Potluck=集まる・持ちよる」して満足してもらうという意味を込めて「Portluck」と社名を決めたそうです。
ロゴタイプ1案目
様々な書体に打ち出して当てはまるものを探します。ロゴマークデザインについては正解はありませんが満点に近づける案件であると思っています。ここでの「当てはまるもの」を見つけて決める基準は自分の経験しかありません。
第1案として堂々とした印象をもつように考えました。Portluckのつづりの中に「luck=幸運」があることで引っかかりを持たせるために「l」を「筆記体のl」にしました。
ここでも「筆記体のl」部分のはみ出しの長さについても正解はありません。長くしたり短くしたりいくつも検証して責任をもって決めます。当初はサブコピーを入れる要望があったためスペースを作る意味でも長さを決めました。
「筆記体のl」部分のみベースのフォントに合うように修正して完成です。
ロゴタイプ2案目
第2案としてはスクリプト体(筆記体)ではないのですが一文字づつ続いているようにルールを決めて考えました。
ベースの書体から「とめ・はね」を変更して社名として「ひとつのかたまり」をつくります。
『新たなアイデアを生み出す』意味を込めて「l」部分に赤の刺し色をアクセントとして追加しました。
マークのデザイン
提案できるロゴタイプが完成し、マークは不要と思っていましたが、引き続き制作するサイトのファビコンもかねて制作することになりました。
頭文字の「P」を手描きでベースになるイメージを考えます。
イメージできるものを選んでトレースして整えます。
名の通ったデザインプロダクションでは複数案を社内プレゼンをして1案のみを提案してクライアントを納得させるのですが、私の場合はロゴデザインの案件は特に複数案を思いついてしまい、思いついた案は出し惜しみせずに形にしたいので、形ができたならば見せればいいと思っていますので結果的に複数案になります。今回も角のあるものや丸いものなど系統の違う3つの案をつくりました。
クライアントからは名前だけでは職種がわからないのでサブコピーを入れたい要望があり、先ほどのロゴタイプ2案にサブコピー「“アイデア”と“アンサー”が集い合う」と職種「Event planning & Produce office」を入れるための検証をしました。
制作する個人としては名刺での使用などで小さく扱うと文字がつぶれて見えなくなるほうが悪印象という考えなのでサブコピーを入れることはおすすめしないのですが、入れるとなると文字がつぶれるギリギリまで大きいサイズでバランスよくします。
選ばれたのはサブコピーは入れずに職種のみ入れた案に決定しました。
コーポレートカラーを決めます
ロゴデザインが決まり次はコーポレートカラーを決めるためのカラーバリエーションの検討です。青系の色を提案します。
色見本の案をつくり「この色は違う」と消去法で色を絞ります。
決定したロゴは100%ベタ部分と50%の半階調の部分があるためベタ色の50%を指定しても色味が同じにならないため半階調部分は網点で表現することにより同じ色味になるようにしました。また、網点の大きさも色味と階調が合うバランスを確認しました。
名刺など小さく使用する時は網点が大きいものを、看板など大きく使用する時は網点が細かいものを用途によって使い分けることにしました。
ポルトラック様のマークは手描きから起こしていく方法で制作していきました。いくつも手描きで書いて遠回りかもしれませんが無から有が出る瞬間に時間がかかったけれど近道だったと思います。
かんたんに選んでいるようにしている色選びも多くの制作者様が行っているように慎重に配色を考えたうえで提案をしています。
ロゴマークが決まり、名刺、封筒も制作させていただき、現在はサイトデザインを制作中です。
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