今回で5回目となりました
普段から街を歩いているといろんな業種のお店があります。当たり前ですが何を売っているか、どのようなサービスのお店かを表現するために屋号のある看板が掲げています。
私も含めグラフィックデザインに関わる全ての制作者はお店の看板は丁寧に見ていることでしょう。
文字のデザイン=書体好きとしては、個人商店でしか見ることができない唯一無二の看板の文字、ロゴ、マークデザインに惹かれます。
「街のタイポグラフィデザイン」と題して個人的に琴線に引っかかった看板タイポグラフィを紹介します。
タイポグラフィとは
タイポグラフィ(英: typography)は、活字(あるいは一定の文字の形状を複製し反復使用して印刷するための媒体)を用い、それを適切に配列することで、印刷物における文字の体裁を整える技芸である。
ーーーウイキペディアより
MEN'S SHOP アカマツ
「MEN'S SHOP アカマツ」は紳士洋服店です。
正面からは英語表記で『Akamatsu』で既存フォントを使用してる可能性でしたので私的にひっかからなかったのですが、
しかし通路側からの看板はカタカナ表記『アカマツ』を発見しました。下絵ではカンタンにサラッと書いた文字を整えて仕上げた感じでかっこいいです。
さらに奥側には最初の店舗文字でしょうか。漢字表記『赤松』があり、人の眼は「赤」と「松」と識字できる絶妙な、くせのある崩し字でこちらもかっこいいです。1店舗につき看板2パターン表記にできるくらい繁盛していることがうかがえます。
勝手にトレース
文字部分をざっくりトレースしてわかったことは「ア」「カ」「ツ」の右上から左下への払いは統一できることに対しての「マ」の逆方向への処理が余分なことをしていなくてかっこいいです。
文字のデザイン=書体好きなことから始めています。個人的に良いなあという看板を紹介しています。
選ぶ基準は標準フォントを使用していないことです。もっと気づかれていない看板は山ほどあるはずなのでこれからも探して発表していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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