2024年4月29日(祝)に大阪府寝屋川市にある真言宗金剛寺で『本尊庚申青面金剛尊大般若法要大祭』を厳修=お参りしました。
今回で10回目の参加です。
庚申様について
「庚申」とは「かのえ・さる」つまり十干(甲乙丙…)と十二支(子丑寅…)の組み合わせによるもので、昔は月日をこのように呼びました。その組み合わせは六十通りあり、六十日に一度めぐってきます。
この庚申の日に本尊「青面金剛王」尊が出現して、人間の悪行を天界に神々・仏に対し報告し、病苦な難行をあたえるとされており、それらを防ぎ、取り除くためにこの日に庚申様を祭り祈願したとされています。
そのお姿は非常に恐ろしいオドロオドロとした憤怒降魔のお姿で、人を食らう夜叉の姿にして、悪人を食らい善人を食らわないと云われ、殊に経典には、清浄なる紐にて本尊青面金剛王に願いを込めて結べば、一切の善人衆生のあらゆる病難・苦難を封じ込め、または、婦人にあっては婦人病・下の病・夫婦和合・恋愛成就などの一切の願いを成就させるとの霊験が顕著であるとされ、その昔は女人庚申信仰が盛んであったとされています。
以上経典の説かれるように、当寺において、あらゆる病気平癒(特に癌・結核)・厄除け祈願・婦人にあっては婦人病・下の病・夫婦和合・恋愛成就などの祈願を大般若経六百巻の経典を使い、七名の僧侶が一同に気合十分な迫力ある転読加持祈祷を護摩祈祷と併せて執行いたします。
※当金剛寺の本尊庚申様仏像は秘仏ですので掲載できません。代わりに掛け軸の絵像を。
庚申様を祭り祈願します
厳修は金剛寺2階の本堂で行われます。本堂中央に庚申様が祀られている横側では護摩祈祷を行います。
金剛寺導師が祈願を受ける方ひとりずつの住所・氏名と「無病息災」「諸願成就」「合格祈願」などのそれぞれのお願いする内容を読み上げ庚申様に祈念します。
一人づつ読み上げた後は、住職を含めた職衆5人が一斉に大般若経六百巻の経典を読み上げる転読加持祈祷を行います。
毎年初参加の方は、迫力ある教典の読み上げと護摩祈祷の炎にビックリしています。
厳修が終わると、導師含め職衆全員から大般若経六百巻の経典でお加持と呼ぶ(肩をたたかれて)直接ご加護を受け取り終了です。
参加者は、ご祈祷済みの割札、お札、庚申様カード型お守り札を授与されます。
効果はあったの?
今回も「病気平癒」の内容で厳修しました。おかげさまで定期検診でも進行していなくて通院することなく生活ができており効果があると思っています。ほかにも、厄除け・願望成就・縁結びにもご祈願効果があります。
金剛寺の本尊庚申様仏像は秘仏ですので、大祭の日のみ見ることができます。次回は来年になりますが、ぜひ参加してみてください。
次回開催は2025年4月29日(祝)の予定です。3月下旬に真言宗金剛寺ホームページに詳細が更新されます。
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