スバコ京都伊勢丹店に雑貨店(当時)を新オープンするにあたりオリジナルカードを置いてもらえることになりました。
京都カード
なにをモチーフにするかを選んだところ、平成2年に設置された「京都の自然200選」に選ばれた南丹市に生息するニホンカモシカを描くことにしました。
春夏秋冬の季節ごとでカードをつくることが決まっていたため、小物アイテムを何にするかをリストアップしました。
清水寺、鹿苑寺(金閣寺)、銀閣寺、天橋立神社、平安神宮、京都タワー、
おばんざい、団子、抹茶、舞妓さん、芸妓さん、東映太秦映画村、
京野菜、京漬物、茶懐石、ゆば料理、侍、忍者 など
リストアップをした中で最初は金閣寺や銀閣寺の建造物を描いていましたが、著作権に抵触すること(専ら美術の著作物の複製物の販売を目的として複製し、又はその複製物を販売する場合/著作権法46条)で採用しませんでした。
建造物は外して京野菜、三色団子と抹茶、普通に舞妓さんではなく神戸カードで人気のパンダが舞妓に扮したおまけの3種類を提案したところ、おまけ扱いであったパンダ舞妓をメインにした方もということで描くことにしました。
パンダ舞妓の方は初回ということで7種類納めることになり、着物の色はもちろんアイテムや髪飾りや衿の柄、帯留めも描き分けました。表情も微妙ですが変えています。
不思議なもので、7種類が店舗に並ぶと収集癖をそそるおみやげとして多くの方に手に取っていただくことになりました。
春版が好評のため続く夏秋冬も季節に合った小物を描き変えました。
ニホンカモシカは1種類のみになってしまいましたが、パンダ舞妓は4種類描き、着物の柄など細かく描いて違いをだしました。
秋版も冬版も観光時期のピークのため、様々な年代の方に購入をしていただきました。柿やお団子、おしるこなどの食べ物も多く描きました。イラスト線は描き込みすぎると真っ黒になってしまうため、少ない線で表現をするための勉強になりました。
ぽち袋とカレンダー
パンダ舞妓で3枚1セットのぽち袋もつくりました。カードでは上半身だけでしたが全身を少ない線で描くことが難しかったです。
また、数量限定でフロッピーケースサイズのカレンダーもつくりました。背景の地紋を多数つくり、パンダ舞妓のポーズも全て微調整で描き直しました。
パンダ舞妓カードはスバコ京都伊勢丹店内の雑貨店(現在店舗はありません)にて2007年9月から2012年12月まで1枚150円(税別)で販売していました。(現在は販売しておりません)
ご購入された皆さま、本当にありがとうございました。
ご意見、ご要望がございましたらお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
著作権や肖像権に関して問題がありましたら御連絡をお願いします。
著作権所有者様からの警告及び修正・撤去のご連絡があった場合には、迅速に対処または削除致します。