病院のキャラクターデザイン

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神戸こども初期急病センター外観「神戸こども初期急病センター」は夜間・休日の急な子ども(0歳から15歳まで)の内科系疾患に対して外来診療をしてもらえる救急センター(入院はできませんが病院の紹介をしてもらえます)です。

センターの開設に向けて「シンボルキャラクターデザインとその愛称」の公募に挑戦しました。

 

はじめに考えたこと

センターで働くお医者さん、看護師さん、救急のスクラブ(医療ウェア)を着た医師を動物の擬人化にならないように考えました。顔の輪郭は手描きをベースにいくつも丸を描きました。

顔や胴体、手足も描きベースになるのをトレースします。
どんどんブラッシュアップをしていくうちに2頭身になりました。

コンペ下絵

以下提出した作品のコンセプトとアピールポイント文章です。

  • 愛称は「こども」にちなんで「こんちゃん・どんちゃん・もんちゃん」
  • コンセプトはこどもと同じ目線で感じる病院のあたたかさを表現。3人のキャラクターでこどもを出迎えます。
  • 「びょういんはこわい」という子どもの感覚を和らげるような愛されるキャラクターづくりを考案。
    「赤い四つ葉のクローバー」赤=救急 クローバー=幸運を テーマに3人のキャラクターに取り入れました。

 

最優秀賞に

結果はシンボルキャラクターは、長崎県のグラフィックデザイナーが応募された「ベコちゃん」に決まりました。と同時に、「こんちゃん・どんちゃん・もんちゃん」も最優秀賞に決まりました。
神戸市の担当者さまからは、センター長が気に入っていたと伺いました。

レントゲン室イラスト

決まってから神戸市の担当者さまより「こんちゃん・どんちゃん・もんちゃん」の違うポーズを描いてほしい依頼がありました。

改めて手など描き直し、診察室や待合室、受付など各部屋の看板や診察券を提案したところ、気に入っていただき、さらにセンター開業お知らせポスターと院内パンフレットもデザインさせていただくことになりました。

 

センター内の内装のイラスト

センター建設中に内部見学をさせていただいた時に、センター内の内装のイラストも描かせてほしいと逆にお願いをし、一部分を描かせてもらえることになりました。

神戸こども初期急病センター待合室

イラストは診察中のお子さんが少しでも目線をイラストに逸れるようにカラフルな色合いでキャラクターをたくさん描きました。またイラストは診察室の壁全部に続いているように汽車を選びました。

この汽車のイラストを使って院内パンフレットを制作しました。

 

現在も院内パンフレットと販促用マグネットは継続して依頼していただいています。

今回のキャラクターは企業間コンペではなく一般公募でした。
神戸市で事業をしている当社がようやく地元に貢献できたと思える案件となりました。

 

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