先に結論から、なぜ負けたかは制作をしている自分に驕っていただけでした。
この記事では負けるべくして負けた理由と提出したデザイン案を公開します。
負けるべくして負けた
内容は「KOBE 豚饅サミット2023」のメインビジュアルです。昨年度は急遽弊社が担当したため今年度の制作は競合他社がするつもりと思っていたため、運営担当さんからコンペに参加してほしいと連絡がありました。
内容を聞くとコンペフィーはでない、2案以上ほしい、出来レースなのではと怪しんだり、ズームでプレゼンテーションする、など要望がキツメなうえ、もともとコンペが嫌いなこともあり、制作するにあたり納得するように切り替えするのに時間がかかりました。
しかし、引き受けたからには今までと違う見せ方で本当に良いと信じるものを思い切って提案することにしました。
今思い返せば、納得しつつ納得できていないヨコシマな思いで受けた時点で負けは確定していました。
デザイン案01
毎年公募で決まった豚饅娘を全面的に打ち出した案
以下企画書より上記画像から番号表記は省いています。
- 背景を南京町の「あづまや」を背景にすることで 豚饅の日セレモニーや豚饅販売が行われるメインの会場を表しています。
- 今まで多数の活動をしているにも関わらず大きく扱われることがなかったため、豚饅娘をメインビジュアルとして使用。
★今後は豚饅娘の画像を差し替えることにより新定番ポスターの刷り込みを図ります。 - 「オリジナル豚饅販売」「前夜祭」「豚饅の日セレモニー」「KOBE豚饅娘コンテスト」それぞれ丸型枠とか四角型枠ではなく豚饅型の枠にすることで豚饅のイベントを表現し、透過処理により背景も生かしつつ可読制も確保。
- 背景は豚饅の画像です。よく見れば豚饅の写真とわかってもらえればとしています。 豚饅の画像は追加や削除することは可能です。
- 一番下側の協賛部分とホームページアドレスの情報部分は ひとつ上の階層として機械的に真っすぐの直線で分けずに 軽く湾曲させて「ぱおつーしん」のピンク系統にしています。
デザイン案02
わかりやすく全国各地の豚饅が集まるイベント案
以下企画書より上記画像から番号表記は省いています。
- 背景を豚饅で並べることで今まで当イベントを知らない人が初見でも「豚饅に関するイベント」であることを わかってもらえるようにしました。
★豚饅の画像は過去サミットデータより豚饅の中身が見えている画像に差し替え可能。 - 第12回」と「KOBE豚饅サミット(R)」を分けることにより 来年以降も同じタイトルまわりで使えるようにしています。
- 「オリジナル豚饅を2日間限定で販売」「11月11日は豚饅の日」「KOBE豚饅娘の募集」「まんぷくBOX」など要所で伝えたいことは、豚饅の湯気ふきだしでアピールをしています。
- 一番下側の協賛部分とホームページアドレスの情報部分は ひとつ上の階層として機械的に真っすぐの直線で分けずに 軽く湾曲させて丸テーブルのように見せています。
これからも精進しなくては。
コンペ後に運営担当者からは、「どちらになるかは割れている」と聞いた時点で「負け」を確信しました。なぜなら今回の提案はしたいことができているため、すぐにこちらに決まると思っていたからです。
↑改めて、これが驕りですね。
競合他社は是が非でも奪取したいと努力し、勝つための研究をし、コンペに臨んでいたと想像します。
今回のコンペでは勝手にアイデアを競い合っているように勘違いして独りよがりの提案をしていました。しかし、実行委員会側からすれば「課題を解決する」デザイン案がほしかったはず。その課題を解決する研究をしなかったことが「負けた原因」と思いました。
コンペに負けて教訓になったと思い、これからもたくさんの美術や広告、旅行、ステージ、映画など、見ること聞くことの経験をしてアイデアの引き出しを増やすよう精進するしか勝てるコンペも勝てませんということがわかりました。
このサイトの目的でもある、このページだけでも制作したポスター案として日の目を見てもらうことにしました。
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